Mioorto(ミオオルト)は蔵を改装した店内で味わうイタリア料理店です。

MIOORTO's CHEF

イタリア料理を志すきっかけ

愛知県の愛知工業大学入学後、飲食店でのアルバイトにのめり込み、キッチンスタッフとして厨房にて多くの時間を過ごす。大学卒業後「自分の人生に挑戦したい」と思い、岐阜市内のフランス料理店で1年6ヶ月働く。自身の目指す料理の姿が見え始め、岐阜市内のイタリア料理店に移る。

イタリア料理店にて2年の経験を得た後「本場のイタリアを見てみたい!」とイタリアに強い興味を抱き、料理雑誌のほんの小さなイタリア料理留学の記事を頼りに留学。1991年にイタリア人側からみた「外国人のためのイタリア料理研修校」として設立されたピエモンテ州政府から認定を受けたプロ養成の教育機関「ICIF(Italian Culinary Institiute for Foreigners)」に、1997年より参加。

本校:ICIF Castello di Costigliolre d’Asti Piazza V. Emanuele, 10 14055 Costigliole d’Asti (AT) Italia

イタリアでの経験

 ICIF卒業後、ピエモンテ州トルトーナから車で1時間くらいの1,000メートルの山の上のリストランテ「フォルリーノ」に日本人として初めて、お世話になる。そこは、山の上という涼しい立地とロケーション、ミラノから車で1時間半くらいという事もあり、個人客で賑わうお店。当時のイタリアのリストランテとしては珍しく、多くの生ハム、野菜、香草、果実、鶏、うさぎを栽培飼育しており、鶏の毛をむしり、うさぎの皮を剥ぎ解体など、今のMioortoに通じる多くのことを学ぶ。

 

そして同じピエモンテ州カザーレ近郊の「カステルジョ サンジョルジョ」でお世話になる。こちらはフォルリーノとは対照的に結婚式が主な営業スタイル。平日のお客様は多くはなかったものの、土曜日のお昼に100人、夜150人、日曜昼にい150人など週末の結婚式のための仕込みの量が非常に多かった。こちらではチームワークの大切さなどを学ばせていただいた。

 

そしてリグーリア州サンレモの「リストランテ パオロエバルバラ」でお世話に。当時リグーリア州ナンバーワンのリストランテであり、そこでいただいた料理に感動し直接交渉した事が記憶に残る。リグーリア州の料理、食材の素晴らしさ、ワインの奥深さなど見て、食べて、多くのことを学ぶ。

 

次に紹介いただいたロンバルディア州キアベンナの「リストランテ チェナーコロ」でお世話になる。

ミラノ北部にある大きな湖、コモ湖の1番北に位置する中世の面影残る、スイスに近い街に位置するこちらは、地元の方に愛される何を食べても美味しいお店。私の両親より年配のオーナー夫妻はとても優しく親切にしていただいた。夫人はスイス人で5ヶ国語を話す才女で、新たな経験と学びをいただいた。

 

その後帰国。毎年2週間ほどイタリアへ学びに行く日々を数年続けた後、紹介いただいたエミリアロマーニャ州モデナ郊外にある、当時イタリアナンバーワンの「トラットリア ダメリーゴ」でお世話になる。ここはバルサミコ酢が世界的に有名な街で、酸を生かした料理は目から鱗であった。そして手打ちパスタがイタリア全土で1番美味しいと思わざるを得ないほどのレベルに高さに感動。「手打ちパスタとは何か?」に多くの時間を費やす。mioortoの「手打ちパスタ」へのこだわりもここがはじまりといっても過言ではない。

 

州ごとに異なる個性や特長といったイタリアの奥深さに没頭。あくなき探究心で、毎年イタリア各地への研修を続ける。

Mioortoの誕生といま

イタリア料理修行を終えるにあたり、日本で自分の店を開くことにしました。場所を考えた時に、やはり生まれ育った岐阜県で美味しいイタリアンを提案することが自分らしいと思い、2000年3月に岐阜市清本町という岐阜県美術館や岐阜県図書館が近いところに店を構えました。

 

昔ながらの4件並びの長屋風でおしゃれとは言い難い集合店舗で、若気の至りもあってイタリア郷土料理・イタリアンの枠で頑固な親父のような強気な営業をしていました。ありがたいことに噂はあっという間に広がり、忙しくさせて頂きました。

 

2008年、約3ヶ月のイタリア研修から帰国後、岐阜のお客様から岐阜市鷹見町という、岐阜市役所のすぐ横、柳ヶ瀬からもすぐの場所にいい物件をご紹介いただき移転しました。その後も、素敵な出会いがたくさんあり、本当に楽しい時間を過ごすことができました。

 

2017年3月に、まさかまさかのお話を頂き、悩みましたが愛知県名古屋市那古野に移転しました。名古屋駅から徒歩15分です。岐阜でも早朝の市場で色々購入してはいましたが、海のある愛知の市場は全く異っていました。当初は驚きとともに戸惑いを感じましたが、新たに出会った素晴らしい食材に心に揺さぶられ、楽しい料理を生み出すことに喜びを感じています。

 

イタリア料理店として、恥じない、きちんと説明のできる料理、郷土愛に満ちた美味しいイタリアンを提案しております。